施工事例 2004〜2009  (作品の写真をクリックすると他の写真が見られます。)

銀の家 (2004)

狭い敷地ながらも コンクリートと桧の柱の塀が 家の奥行きを出し大きく見せています。
卯建(うだつ)と思わせる壁が プライバシーを保つ役割をし 落ち着いた空間を確保しています。
現代和風的な空間を 階段の壁で強調させ 庭側にはウッドデッキが桧の塀と強調して落ち着いた雰囲気を出しています。
2階はあえて天井を低くして 和のイメージで作り 3畳余りの和室が 茶室のイメージでできました。

Court House (2006)

駐車場を両サイドに配置し シンメトリーを意識して中庭中心の家で 周囲からの視線を感じさせません。
シルバーに白色を加え 素材の質感を大切にすることによって木の肌や樹木が際立っています。
大きな両開きの鉄のドアを開けると 白色の壁と天井そして メープルの床がリビングに通じ 窓越しに中庭に立っている<ソヨゴ>がやさしくむかえてくれます。
シンプルだからこそ 暖かさ・やさしさが感じられる家です。

杉の家 (2008)

敷地の間口が駐車場3台分と言う立地条件で、外観は板張りを基調にして玄関周りを塗り調に構成しました。
駐車場の1台分のみに屋根を掛け、道路から玄関へのアプローチの屋根としても利用できるようになっています。
杉で作られた玄関の引き戸を開けると・・・杉の床、杉の扉、杉壁板が木の香りで、迎えてくれます。
ホールからリビングへ入ると〜〜〜リビング・ダイニング・キッチンそして、トイレ・洗面・・・2階への階段とつながり、家全体がリビングから始まる??いやキッチンから始まるような家になりました。家族みんながリビングではしゃぎ、それを見ながらキッチンではお母さんが食事の支度をしています。ちょっと待って・・・お父さんは2階ですか??
ねえ〜〜と声掛けると、は〜〜いと返事が聞こえてきます。
テーブル・TV台など・・・杉板で作られて家具がやさしく微笑んでいるようです。

高い天井と大黒柱を持つ家 (2008)

外観はシンプルな白を基調とし、アクセントに杉板が張ってあります。
玄関前に車庫を設け、車庫の壁で道路からの視線をカットしています。
玄関のドアを開けると、高い天井にガラスの壁のホールが空間を広くしていています。
リビングには24cmの大黒柱が力強く家のシンボルを担ってお客様を向かえ、3.5mの高い天井は大黒柱を際立たせ、広々としたリビングになっています。
キッチン・ダインニングは天井と低くし、天井に杉板をそのまま表しにしました。
リビングから桧の階段が、疲れたご主人をベットにやさしく案内しているようです。

杉のすまい remodel (2009)

築後27年を経過した家の1階部分のみの改装を行いました。
耐震診断の結果を踏まえ、改装と同時に構造の補強をしました。
金物補強・筋交いの追加など、改装時にしかできないことです。
外装については、既設の外壁が昔のサイディングということで、撤去せずに残して下地を加えて、メンテナンスのかかりにくいガルバリウム鋼板の断熱材付金属サイディングを使用しました。サッシはペアガラス仕様に入れ替えしました。
内部はできるかぎり無垢を使うことで構成し、床・天井には杉板を張りました。
壁は既設の真壁の上から下地処理をし、プラスターを塗りました。
作り付の家具も杉板を組み合わせ、全体に合せるようにしました。
今までの部屋の仕切りを構造上問題ないところは撤去し、残すべきところは残し、壁が邪魔にならないように空間の構成をしました。
玄関の床やリビングのテレビ台など・・、生活するお客様のアイデアも加わり、個性的で使い易い住宅に変身できました。